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教育基本法の改悪を とめよう!全国連絡会 |
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写真は、沖縄県名護市辺野古の海。現在、この海の、写真にうつる水平線のあたりすべてを滑走路にする、新基地計画がもちあがっている。
---今日はインタビューに応じてくださってありがとう。まずはじめに、好きな食べ物は?
金城:なんだろ。ほとんどの食べ物が好きだけど、果物かな。
---沖縄だから、マンゴーとか?
金城:うん。マンゴーとかイチゴ。
---教員になって何年ですか?
金城:今年採用されたばっかり。
---じゃあ、まだホヤホヤ?
金城:そうだね、でもその前に臨時職員として2年間やってた。
---じゃ、3年目ってことか。沖縄生まれで沖縄育ち?
金城:そう。大学で広島行ったけど。
---どんなことが好き? 趣味とか・・・関心があることは?
金城:文学ですね。ドイツ文学。ヘッセとか。最近も、家に帰って寝る前に必ずなんか読んでる。1時間とか1時間半くらいは。
---どういうとこが好きなの?
金城:高校の時とかに読みまくってた。「車輪の下」とか、学校や社会に少年がつぶされていくって話で、すごい共感してて。主人公には学校に反抗してる自由な友達がいて、私もそういうのに憧れるんだけど、自分ははみ出したことできないから羨ましくて・・・。でも、今のままじゃおかしいって思ってた。高校時代は、なんで生きるんだろうとか思いつめて、ぜんぜん勉強できなかったんですよ。きつかった・・・。
---でも、そういう苦しさがわかる人が教員になってるのっていいね。
金城:わかんないけど・・・生徒がきついの分かるから、いろいろ考える。「車輪の下」の物語みたいに蹴落としあったり競争したりしないで、みんながもっと力あわせてやっていけないかなって思う。評価するとか、されるとかじゃなくて。
---あの小説って、主人公が超優等生で進学校に行ってえらくなってて、勝ち上がっていくほど、小さいころは仲良かった近所のおじちゃんとかと話せなくなっていくんだよね。競争で勝ち残らないといけないから、勉強に関係ないことはどうでもいい、みたいになって。
金城:まわりの人のことを小ばかにするようになっちゃうんだよね。でも結局主人公は、そのことが苦しくて死んじゃって・・・。そういう社会をつくりたくない。これから、ますます競争とかが激しくなって、苦しい世の中になっていってると思う。
---競争って、勝った人の心も追い詰めるんだよね。誰にとってもいいことない。
金城:ぜったい、そんな世の中にさせたくない。
辺野古の砂浜の柵(この先はアメリカ軍用地)に結ばれたメッセージ。
---そうだよね・・・。高校では何おしえてるの?
金城:国語。
---そっか。授業、どんな感じ?
金城:うーん、まあ、「いいよね〜」って感じでやってる。がんばらせすぎないように・・・。生徒と会話しながらやることが多いですね。
---どんな話するの?
金城:ああ、けっこうねー、恋愛話とか。
---恋愛話!それは興味しんしん!!
金城:もうねー、困っちゃう。
---生徒のほうに聞かれるの?
金城:そう。だから、「私の話はいいよぉ〜」とか言って流したりとかするんだけど。
---あはは。それにしても、教育基本法とかに関心もったのって、なんで?
金城:なんでかなぁ・・・なんでですかね。自分にかかわることだからっていうのがあるけど、教育って要は次の社会をどうしたいかってことだから、大事かなって。
---学校の人とは教育基本法のこと話す?
金城:うーん、条文のこと細かく話すまではないけど、改悪されそうだから何とかしなきゃねー、とか、そんな感じで話す。止めていこ-!とかいって。
---職場は同世代の人、多いの?
金城:わりといるよ。35歳以下で、組合に入ってる人だけで11人いるし。
---そんなにいるの?
金城:うん。まだ、誰がそうなのか、よくわかんないけど。
---組合に入ってない人もいるの?
金城:いることはいるけど、けっこう入ってるみたいだなー。
---金城さんが組合に入ったのはなんで?
金城:たどっていくと自分の子どもの時のこととか関係してて・・・。平和行進とか、親と一緒に参加したりとかしてて、父親から組合の話とかも聞いてたんですよね。
---お父さんが組合の人だったの?
金城:うん。教員じゃなくて、たばこ会社の組合だけど。けっこうマジメにやってて、かっこいーと思ってた。工場が閉鎖されたあとクビになったから、そのあとはパートとかやってて、大変なんだけど、見てて、労働組合ってすごいなーって思ってた。なんか憧れみたいなのがあって・・・
---じゃあ、自分も教員になったら組合に入るのが当然って感じ?
金城:うん。特に教職員組合ってすごく意識してた。沖縄って、戦争の話を、学校を通じて先生とかから聞くし、いろんなとこで教職員組合ががんばってるの知ってたから、すごいなーって思ってた。
---大学は広島なんだよね。なんで沖縄をはなれようと思ったの?
金城:平和教育とか、どうなってるのかなって興味があって。沖縄はいろいろ大変なことがあるけど、伝わらない部分も多いような気がしてたから、広島でどういう教育をしているのか知りたくて。
大学時代を広島ですごして、8月6日の集会とか参加したら、教職員組合の人がいろいろやってて、そこで話をきいて、やっぱり組合が大事だなって、入りたいって思った。
---そっかー。教員になったら、組合ってやっぱ誘われたの? 入りませんか〜とか。
金城:いや、あんまし誘われてない(笑) 全体で組合に入ったらどうですかみたいな話はあったけど、個人的には言われなかったかな・・・。
---誘われる前に入っちゃったんだ(笑)
金城:うん(笑)
---これからやりたいこととかって、ある?
金城:これからやりたいこと? いっぱいありますよー
---なになに?
金城:やっぱ、若い人! 組合でも青年部を増やしたい。これからの時代を一緒にやってく人。職場では仕事はちゃんとやって、人間関係だいじにしながら、つながり大事にして、組合をおっきくしていきたいなって思う。
---なるほど〜 組合でどういうことするの?
金城:教育基本法の問題とか、東京までみんなでデモとか行けたらなーって。
---わ〜 それは楽しい!
金城:これからいっぱい悩むと思うけど・・・
---そうだよね。私たちの世代ってさ、だいぶ上の、40代とか50代の人とくらべると、組合に入る人も運動する仲間も少なくて、良くも悪くも、やるのが当たり前じゃなくてさ、なんか一つ集会するのでも、一つひとつ「なんでやるのか」って考えなきゃできないんだよね。それって時間かかるし、難しいね。
金城:だけど地道に、やってく。・・・具体的じゃないけど、今までやったことないようなこと、やってみたいな。まだ具体的じゃないけど、集まって楽しくて、みんなで変えていけるような。なんだろう。
---そうだねー それってどういうことだろ。
金城:どういうことだろ・・何やったらいいのかわかんないけど、なにか。
---そういうのをみんなで話し合いつつ、一つひとつやっていくのも楽しいよね。
金城:うん、やっていこう!!
---だね!今日はどうもありがとうございました。一緒にがんばっていこーね!
写真左が金城さん、真中が八尋、右が組合の先輩。
■このインタビューは、2006年7月23日に沖縄で収録しました。
インタビュー&まとめ:八尋麻子