教育基本法の改悪をとめよう! 全国連絡会「アンチ心の総動員・あんころ」 あんころブログ | 資料

解散のお知らせ

 2007年1月に行った会議で、教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会は、解散することに決まりました。
 あんころの更新は停止しますが、資料としてしばらくの間は見られるようにしておきますので、ご活用下さい。これまでありがとうございました。(2007/03/31更新)

「教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会」解散と新たなスタートへ向けてのアピール

2007年2月8日
「教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会」呼びかけ人
大内裕和、小森陽一、高橋哲哉、三宅晶子
 教育基本法改悪反対の市民ネットワーク「教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会」の解散が、2007年1月13日の会議で正式に決まりました。2004年4月24日に発足して以来約2年半の間、全国連絡会の運動に協力していただいたすべての皆さんに心から感謝申し上げます。
 私たちの運動は、2003年8月に名古屋で行われた合宿から始まりました。教育基本法改悪に強い危機感をもっていた全国各地の市民・教職員らが集まり、「教育基本法の改悪を何としてもとめたい!」という熱い議論が2日間にわたって行われました。この合宿で「年内に教育基本法の改悪に反対する全国集会を行う」という方針が決定し、2003年12月23日に「教育基本法改悪反対!12・23全国集会」を東京の日比谷公会堂で行うこととなったのです。
11・12全国集会のために、田島征三さんに書いてもらった絵  私たちは集会直前まで会場が果たして埋まるのかという不安でいっぱいでしたが、会場定員をはるかに上回る4000名以上の参加者があり、12・23集会は大成功でした。この12・23集会の成功が、2004年4月の「教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会」発足の原動力となったのです。
 この運動にはいくつかの成果と意義がありました。第一に、教育基本法の改悪反対の一点で組織・団体の枠を超えて幅広い連携をつくったということです。市民運動、教職員組合、労働組合など様々な運動体、さらにはどこにも所属していない人々が、一人ひとりの「教育基本法改悪を何としてもとめたい!」という願いを出発点として、これまでにないかたちでつながり、連帯の輪を広げていきました。教育基本法改悪反対の一点で幅広く連帯する「12・23方式」の集会が全国各地で行われ、また運動のネットワークがつくられました。
 二点目は、教育現場の困難と向かい合い、そこで格闘する人々との連帯を何よりも重視してきたということです。私たち「呼びかけ人」はこの約3年半、全国各地を講演でまわり、現場教職員や保護者、市民、若い世代との交流を通して、現在の教育現場がいかなる困難を抱え込んでいるのかをあらためて知ることとなりました。「日の丸・君が代」強制、「愛国心」通知表、「ゆとり」教育のゆとりなき実態、学力テストや学校選択制、習熟度別指導による格差教育の強化など、教職員と子ども、保護者を追い込む「教育改革」が急速に進んでいます。私たちはこれらの問題と教育基本法改悪とのつながりを広く社会に訴えてきました。また12・23集会から計7回行った全国集会においても、教育現場での困難と格闘している当事者の発言を何よりも大切にしてきました。彼らの発言は、教育現場の現状を明るみに出すとともに、多くの人々の共感を呼ぶことによって、教育基本法改悪反対運動を盛り上げる大きな原動力となりました。
 三点目は、若い人々が運動の場に新たに登場し、重要な役割を果たしたということです。彼らの登場は、教育基本法改悪反対運動に新鮮な息吹を持ち込み、運動を活性化させました。特に運動の後半においては、若い人々を中心とするデモ・パレードが行われるなど、彼ら独自のネットワークが拡大しました。「格差社会」が深刻化するなか、政治的・社会的課題に取り込むことがとりわけ困難な状況に追い込まれている若い人々が、教育基本法改悪反対運動を通して登場してきたことは大きな希望です。
 「教育の憲法」とも呼ばれる「改正」前の教育基本法は、天皇制国家主義教育を支えた教育勅語を否定し、個人の尊厳と平和主義を基本理念としています。しかし「改正」後の教育基本法は、「伝統文化」や「愛国心」といった国家主義を教育現場に強制し、「教育の機会均等」を解体することで、子ども一人ひとりが平等に学ぶ権利を奪い、新自由主義によって生み出される「格差社会」を固定化しようとするものです。教育基本法「改正」とは改悪に他ならず、これによって教育現場は根底から変えられてしまう危険性があります。
 しかし、状況は絶望的かというとそうではありません。教育基本法が改悪されたといっても、「教育を受ける権利」や「思想及び良心の自由」が明記された日本国憲法と「子どもの意見表明権」が明記された子どもの権利条約は健在です。改悪教育基本法によってそれらに違反する行為がなされた場合には、日本国憲法と子どもの権利条約に基く批判を行っていくことが可能です。何よりも、教育基本法改悪への反対を通して教育現場や全国各地で積み上げられてきた運動の力があります。この力を基礎として、これから改悪教育基本法を実体化させない闘いをつくっていくことが重要です。「教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会」がつくり出してきた組織・団体の枠を超えた幅広い連携、教育現場との結びつき、若い人々の登場は、これからの闘いにとって大きな意味をもつこととなるでしょう。
 2007年の通常国会に改悪教育基本法を実効あらしめるための関連法案が提出され、教育における自由と平等を解体するための具体的な動きが始まります。さらに改悪教育基本法は自民党の新憲法草案との整合性をチェックしたとの伊吹文科相の発言からもわかるように、この次に憲法の改悪が狙われていることは間違いありません。
 教育の自由と平等を獲得し、憲法改悪に反対する真の闘いはこれからです。教育基本法改悪反対の一点で集まった「教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会」はここで解散しますが、これは運動の「終わり」ではなく「新たなスタート」です。この運動を通して全国各地でつくられてきた連帯の輪をさらに広げていくことによって、改悪教育基本法の実体化と憲法改悪を阻止する闘いをつくって行きましょう。私たちもそれぞれの立場から「これからの闘い」へ向けて「新たなスタート」をきります。


「教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会」 活動の記録

2004年

12・23全国集会、超満員の客席とともに共同アピール宣言  4月24日 教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会が発足
     大内裕和さん、小森陽一さん、高橋哲哉さん、三宅晶子さんを呼びかけ人に
 6月   04年参議院選挙の全候補者に教育基本法「改正」についての意識を問うアンケート実施
 6月4日  岩波ブックレットから「教育基本法『改正』に抗して」を発行
 7月27日 東京都教育委員会への10・23通達の実施指針の撤回を求める要請文提出
 7月30日 ホームページ「あんころ」スタート
 8月3日 院内集会を開催 約100名が参加
 9月9日 東京都教育委員会の「つくる会」教科書採択に対する抗議声明提出
 10月4日 「教育基本法改悪反対」Web賛同スタート
 10月30日 第1回意見広告を掲載(朝日新聞全国版朝刊)サイズ:全5段
 11月6日 教育基本法の改悪をとめよう!11・6全国集会&デモパレードを開催
     5500名が参加(日比谷野外音楽堂)、2507名が賛同
     10,164名が全国で連帯集会
 12月17日 中山文部科学大臣の教育基本法「改正」集会参加に抗議文提出

2005年

 1月13日 文部科学省へ11・6集会アピール提出及び要請行動
 2月20日 NHK番組改ざんと国会議員の政治介入に対する抗議声明提出
 3月26日・27日 第2回意見広告を掲載(讀賣全国版朝刊)サイズ:5段1/2
 4月29日 第3回意見広告を掲載(朝日新聞東京本社版朝刊)サイズ:5段1/2
 5月7日 教育基本法・憲法の改悪をとめよう!5.7全国集会&デモパレードを開催
5・7全国集会の様子       5500名が参加(代々木公園)
      27,821人が全国で連帯集会
 7月10日 第4回意見広告を掲載(毎日新聞全国版朝刊)サイズ:5段1/2
 9月   衆議院選挙の全候補者に教育基本法「改正」についての意識を問うアンケート実施  アンケートの結果
 10月2日 東京都教育委員会による「教育の不当な支配」干渉の暴挙に、抗議声明提出
 12月 教育基本法の改悪に反対する国会議員署名を開始
 12月3日 教育基本法・憲法の改悪をとめよう!12・3全国集会を開催
       3500名が参加(日比谷野外音楽堂)
 12月8日 文部科学省へ12・3集会アピール提出及び要請行動

2006年

 2月21日 院内集会を開催 約40名が参加
       参加議員 4人  代理参加7人
 3月19日 第5回意見広告を掲載(毎日新聞全国版朝刊)サイズ:全5段
 3月30日 院内集会を開催 約80名が参加
 3月31日 教育基本法の改悪をとめよう!3・31全国集会&国会デモを開催
リーフレット表(クリックすると拡大)リーフレット裏(クリックすると拡大)        4000名が参加(日比谷野外音楽堂)
 4月26日 院内集会を開催 約180名が参加
       参加議員 8人
 4月28日 国会前集会を開催 約250名が参加
 5月 「教育基本法改悪法案を廃案に!」リーフレットを作成
 5月11日 国会前集会を開催 約150名が参加
 5月26日 国会前集会を開催 約300名が参加
 5月27日・28日 第6回意見広告を掲載(朝日新聞全国版朝刊)サイズ:全5段
 5月29日〜6月18日 asahi.comにバナー広告を掲載
 6月2日 院内集会を開催 約180名が参加
 6月2日 教育基本法の改悪をとめよう!6・2全国集会&国会デモを開催
6・2全国集会の様子        3000名が参加(日比谷野外音楽堂)
 8月19日 対話交流集会「あらためて教育基本法問題を問い直す」 160名が参加
 9月24日 あんころブログ スタート
 9月26日 国会前すわり込み・国会前集会を開催 750名が参加
 10月3日 院内集会を開催 150名が参加
   三宅晶子さんの発言 | 参加者の感想
 10月10日 国会前集会を開催 400名が参加
 10月17日 国会前集会を開催 400名が参加
 10月23日 院内集会を開催 140名が参加
 10月24日 国会前集会を開催 350名が参加
 10月29日 第7回意見広告を掲載(讀賣新聞全国版朝刊)サイズ:全5段
   意見広告に寄せられた著名人のメッセージ
 10月31日 国会前集会を開催 400名が参加
 11月6日 呼びかけ人による緊急アピール
 11月7日 国会前集会を開催 500名が参加
 11月10日 国会前すわりこみ
 11月12日 教育基本法の改悪をとめよう!11・12全国集会&デモパレードを開催
       8000名が参加(日比谷野外音楽堂)
11・12全国集会のデモパレード11・12全国集会のデモパレード(DJカー)  11月15日 国会前集会を開催 1000名が参加
 11月16日 国会前集会を開催 2000名が参加
 11月15〜17日 国会前すわりこみ
   11月17日―あんころすわりこみ3日目
 11月21日 国会前集会 300名が参加
 11月28日 国会前集会 280名が参加
 12月3日 渋谷サウンドパレード 「大成功☆渋谷パレード
12・3PEACE&FAIRパレードの様子  12月5日 国会前集会 2000名が参加
   「12.5国会前集会、2000人以上の参加で大成功!
 12月6〜8日 国会前すわりこみ
   6日の国会前7日の国会前8日の国会前
 12月12日 院内集会 200名が参加
 12月12日 国会前集会 1000名が参加
  中央公聴会報告12日の国会前&院内集会&国会前集会♪
 12月14〜15日 国会前すわりこみ
 12月14日 国会前集会 3000名が参加
   写真速報:14日の国会前
   【速報】与党が抜き打ち強行採決! 国会前集会には3000人、明日も緊急国会前集会をやります!
 12月15日 国会前集会
   強行採決を許さない! | 15日の国会前
 12月22日 与党による政府教育基本法「改正」法案の採決に抗議し、教育の自由と平等、そして「平和の砦」としての学校を獲得することをあらためて訴える

2007年

 1月13日 全体会議で解散を決定。今後について話し合い
 2月8日 「教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会」解散と新たなスタートへ向けてのアピール(上に掲載)
 2月25日 第8回意見広告を掲載(毎日新聞全国版朝刊)サイズ:全5段

※この間、4人の呼びかけ人は、全国各地で1000ヶ所以上で講演活動を行った。

全国連絡会って?
 教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会は、「教育基本法改悪反対」で一致した人でできた、超党派のゆるやかなネットワークです。
 2004年4月24日に、大内裕和さん、小森陽一さん、高橋哲哉さん、三宅晶子さんの4人の呼びかけで発足しました。
 新たな情勢に対応するため、2007年1月に全国連絡会は解散することにきまりました。あんころは解散に際してのアピールや活動の経過などの記録を残して、更新を停止します。

呼びかけ人プロフィール
あんころチームのページ
 あんころチームは、全国連絡会の活動を通じて知り合った若手の集まりです。あんころチームのページは、各地で活動する若い人たちへのインタビューや書評を掲載してきました。

あんころブログ
あんころブログ
 あんころブログでは、毎日の出来事や呼びかけを発信してきました。あんころブログ開始以降の経過のまとめもあります。
「あんころ」賛同メッセージ
 2004年10月3日からWebでの賛同の呼びかけを行ってきました。新たなメッセージは書き込めませんが、書き込まれたメッセージはこちらのページから見ることができます。
Webからの賛同3099

これまでの全国集会の記録
  • 12.23全国集会(2003.12.23)
  • 11.6全国集会(2004.11.6)
  • 5.7全国集会(2005.5.7)
  • 12.3全国集会(2005.12.3)
  • 3.31全国集会(2006.3.31)
  • 6.2全国集会(2006.6.2)
  • 11.12全国集会(2007.11.12)

  • これまでの意見広告
     全国連絡会では、8回にわたって意見広告を掲載しました。
  • 第1回 朝日新聞朝刊(2004年10月30日) 全国版
     →掲載内容(PDF版) (画像版)
  • 第2回 讀賣新聞朝刊(2005年3月26日・27日) 全国版
     →掲載内容(PDF版) (画像版)
  • 第3回 朝日新聞朝刊(2005年4月29日) 東京本社版
     →掲載内容(PDF版) (画像版)
  • 第4回 毎日新聞朝刊(2005年7月10日) 全国版
     →掲載内容
  • 第5回 毎日新聞朝刊(2006年3月19日) 全国版
     →掲載内容(PDF)
  • 第6回 朝日新聞朝刊(2006年5月27・28日) 全国版
     →掲載内容(PDF)
  • 第7回 讀賣新聞朝刊(2006年10月29日) 全国版
     →掲載内容とメッセージ
  • 第8回 毎日新聞朝刊(2007年2月25日) 全国版
     →掲載内容(PDF)
  • 意見広告賛同者一欄


    更新履歴
    【最終更新日:2007年3月31日】

    3月31日

    ・あんころの最終更新。呼びかけ人のアピールと活動の経過をトップページに掲載。
    ・6・2集会、11・12集会での三宅晶子さんの発言を集会の報告ページに掲載。

    1月21日

    ・全国連絡会解散の告知を掲載。

    12月22日

    ・呼びかけ人4名のアピールを掲載。
    ・トップページを更新。

    12月14日

    ・「【緊急】本会議採決をとめるため、明日も9時から座りこみ・18時から国会前集会やります!」を掲載。

    12月13日

    ・「【緊急】14日、委員会採決の危険! 国会前に駆けつけて下さい! 」を掲載。

    12月10日

    呼びかけ人からのアピールを掲載。
    ・12・12院内集会、12・14緊急国会前集会、すわりこみの詳細を掲載。

    関連書籍
    本の表紙 全国連絡会結成のきっかけとなった2003年12月23日の全国集会の様子は、『緊急報告 教育基本法「改正」に抗して』(岩波ブックレット)にまとめられています。
     全国連絡会の活動の中から、呼びかけ人の大内裕和さん×高橋哲哉さんの共著、『教育基本法「改正」を問う―愛国心・格差社会・憲法―』生まれました。

    外部リンク
    教育基本法「改正」情報センター
    そのほかは、こちら

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